乳がんと診断される日本女性は年々増加傾向にあり、女性の9人に1人(2021年予測)が乳がんになるといわれています。
乳がん検診などで早期に発見することが重要です。
安心してマンモグラフィーを受けていただくために・・・
マンモグラフィーとは・・・
乳腺・乳房専用のレントゲン撮影のこと。
何がわかるの?
触診だけでは見つけられない小さなしこりや、
石灰化などを見つけることが出来ます。
撮影方法は?
乳房を片方ずつ上からと横からの二方向から圧迫して撮影します。
撮影にかかる時間は、着替えや撮影位置を決定する時間を含め10~15分程度です。
どうして圧迫するの?
乳房は円錐形の厚みのある組織です。厚みが大きいとX線が透過しにくく、厚い部分と薄い部分があるとX線の量が違ってしまい画像が悪くなります。
また被爆量も増えてしまいます。そのため、なるべく乳房を薄く均一になるように圧迫します。
検査名称 | 内容 | 料金 |
---|---|---|
マンモグラフィ(2方向) | X線 | 6,930円 |
乳腺超音波 | 超音波 | 5,500円 |
レディースAセット | マンモグラフィ 乳腺超音波 |
11,000円 |
乳房撮影に適した期間は?
乳房は、排卵後から月経が始まる頃まで、卵巣から分泌されるホルモンによって影響を受け、乳房がしばしば硬くなったり痛みを感じたりします。
なるべくこの期間は避けて、生理が終わった後から1週間ぐらいの、乳房が柔らかい時期が適しています。
放射線被曝の危険性は?
危険性は極めて小さいと考えられています。1回の放射線量が、東京からニューヨークへ飛行機で行く時に浴びる自然放射線量の半分であるといわれています。
エコーとの違いは?
エコーは、乳腺が豊富でレントゲンが通りにくい方に適しており、のう胞が見つけやすいという特徴があります。
また超音波のため、放射線と違い、体に負担がかからない検査といえます。
マンモグラフィーは、エコーでは見つけにくい石灰化等の病変を見つけやすいという特徴があります。現在、国の方針では、40歳以上を対象に2年に1回、マンモグラフィー検査と視触診、問診を実施することになっています。
※妊娠中の方や授乳中の方にマンモグラフィーは適しません。
検査についてご質問、ご相談がある場合は、お気軽に申し出ください。
要精検の通知を受けたら・・・
さらに詳しい検査をする必要があります。ためらわずに専門医(乳腺専門)に見てもらいましょう。良性(水の袋のようなものや乳腺の炎症)など、乳がんでない場合も多くあります。
たとえ乳がんと診断されても、早期のものはほとんどの場合治ります。また早い段階での発見は、負担の福内治療法につながります。
まずは、ためらわずに精密検査を受けることが大切です。
あなたの手で自己検診
乳房の病気には自分の手で見つけることのできるものがあります。
毎月、生理が終わって3~4日後、閉経後の方は月に一度日を決めて乳房をチェックしましょう。
自己検診と定期的な専門医による健診を受けましょう
1.乳房の中にしこりはありませんか?
2.乳房や乳頭が変形していませんか?
3.乳頭からの分泌物はありませんか?