子宮頸がん検診を受けられる方へ

子宮がんとは・・・

子宮がんは子宮の入り口付近にできる子宮頸がんとお、奥にできる子宮体がんがあります。
子宮頸がんは20歳代に増えており、初期は自覚症状がないことが多いので、定期的に検診を受けることが大切です。

子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんは、発がん性のヒトトパピローマウイルス(以下HPV)というウイルスの継続的な感染が主な原因となっておこります。
HPVは性交渉により感染します。特別な人だけが感染するのではなく、性交渉の経験がのある人なら誰でもHPVに感染する可能性があります。

検診ではどんなことをするの?

問診表に必要事項を記入し、婦人科で内診と細胞診を行います
◇内診
医師が膣に指を入れ、もう片方の手でお腹を押して、子宮や卵巣の様子を調べます。緊張しておなかや足に力が入っていると痛みを感じることがあります。力を抜いて受けましょう。
◇細胞診
子宮の入り口から綿棒などでこすりとった細胞をけんび鏡で調べます。

検査名称 検査内容 料金(税込)
子宮頸がん 子宮頚部細胞診 3,850円
婦人科超音波 子宮、卵巣超音波 2,640円
レディースBセット 子宮頸がん・婦人科超音波 5,500円

検診を受ける前に知っておきたいこと

1.検診は月経中と月経直後を避けてください。
※医師の判断により、月経直前・月経後1週間は検査が受けられない場合があります。
2.子宮がんには頸がんと体がんがあり、今回受けるのは頸がんです。

検診を受けた後に知っておきたいこと

1.検査のためにおりものに血が混じることがありますが、2・3日で止まりますので心配ありません。
2.要精検の結果が出た方は、精密検査が必要ですので、保険証と検診の結果を持って婦人科をご受診ください。
3.異常がなくても年に1回の検診は受けましょう。

子宮を全摘しましたが、子宮がん検診は必要ですか?

良性疾患のために子宮頚部の切除を含め子宮摘出を行った女性が、この検査でみつかる重大な以上をもつことはまれではありますが、正常ではない細胞が見つかることもありますので、ご心配でしたら検診をおすすめいたします。

子宮がん検診の結果は「異状なし」でしたが、今後は検診を受けなくても大丈夫?

検診の結果が「異状なし」であったとしても、原因となるHPVにすでに感染していたり、検診後に新たに感染してしまった場合、子宮頚部の細胞に異常が生じ、将来的に子宮頸がんが引き起こされる可能性はゼロではありません。
検診で異常が発見されなかった場合でも、少なくとも1~2年に1度は検診を受けることが大切です。