診療・各部門
整形外科は、上肢、下肢、脊椎の外傷、障害、疾患など整形外科全般にわたり幅広い治療を行っています。
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診療受付時間について
○平日:7時50分~11時30分
※毎週月曜日は救急患者、予約患者のみとなっております。
※毎週水曜日のみ7時50分~11時での受付となっております。
医師紹介
特色について
【診療内容】
当科では年齢層に関わらず骨折全般の治療を行っています。スポーツや事故による若年層の外傷から、高齢者の骨粗鬆症に伴う骨折まで、幅広い症例に対応可能です。また、脊椎、膝、股関節の変性疾患に対する手術治療も積極的に行っており、患者様の生活の質の向上を目指しています。
【特色】
骨折治療の幅広い対応:年齢やライフスタイルを問わず、患者様一人ひとりに最適な治療法を提供します。
変性疾患に対する先進的なアプローチ:人工関節置換術や各種脊椎除圧固定術などの最新の医療技術を導入しています。
リハビリテーションの充実:専門の理学療法士や作業療法士によるリハビリを通じ、術後の早期回復を支援します。
主な設備: 高精度な診断装置(単純レントゲン、MRI、CTスキャン、骨密度測定装置)
【患者様へのメッセージ】
私たち横浜中央病院整形外科は、「すべての患者様の健やかな毎日を守る」をモットーにしています。骨折治療から変性疾患の治療まで、専門医が最適な治療をご提案し、患者様とご家族に安心していただける医療を提供します。どんな小さな不調でもお気軽にご相談ください。
治療のご説明
【高齢者の骨折】
高齢者の骨折に対する手術治療 当院では、高齢者の骨折治療において手術療法を積極的に行い、患者さまが可能な限り早く元の生活に復帰できるようサポートしています。以下に手術治療の詳細を説明します。
主な手術方法
1. 観血的整復固定術(ORIF):骨折部位を元の形状に戻し、金属プレートやスクリュー(ボルト)で固定する手術です。大腿骨近位部骨折や橈骨遠位端骨折など、多くの骨折で適用されます。
2. 人工骨頭置換術:大腿骨近位部骨折で骨癒合がしづらい場合に行われます。人工骨頭を用いることで、早期の荷重や歩行が可能になります。
3. 脊椎固定術:脊椎圧迫骨折に対して、セメントを用いて骨を強化する経皮的椎体形成術や、金属インプラントによる固定術を行います。これにより痛みを軽減し、安定性を向上させます。
骨折から手術までの期間を最短化し、術後の合併症を防ぎます。早期の手術は、転倒や寝たきりによる肺炎や血栓症などのリスクを減少させます。早期離床と歩行訓練を重視しています。
【若年者の外傷】
各種交通外傷、スポーツ外傷の治療を行っています。通常の骨折治療のほかにも、関節鏡を用いた低侵襲手術(膝関節、肩関節)も行っています。
【人工関節手術】
高齢者の関節疾患の治療として、人工股関節置換術および人工膝関節置換術を積極的に導入しています。これらの手術は、変形性関節症、骨壊死による痛みや機能障害を改善し、患者さまの生活の質(QOL)を向上させることを目的としています。
【脊椎手術】
対象となる疾患
頚椎症性脊髄症:頚椎の変性による脊髄圧迫で、手足のしびれや運動障害を引き起こす疾患。
腰椎椎間板ヘルニア:椎間板が飛び出して神経を圧迫し、腰痛や下肢痛を生じる状態。
腰部脊柱管狭窄症:腰椎の変性による脊柱管の狭窄で、間欠性跛行や下肢のしびれを引き起こす疾患。など。
主な術式
1.神経除圧術:頚椎や腰椎で神経を圧迫している部位を取り除き、神経の働きを回復させます。
2.脊椎固定術:必要に応じて金属器具や人工椎間板を使用し、不安定な脊椎を安定化させます。
【診療実績】
【2024年患者実績数】 | |
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外来新患数 | 1,841人 |
外来延ベ患者数 | 10,613人 |
新規入院患者数 | 515人 |
入院延ベ患者数 | 13,501人 |
【2024年手術実績】 | |
股関節ORIF | 54件 |
人工骨頭置換術 | 49件 |
上肢ORIF | 73件 |
下肢ORIF | 34件 |
その他外傷等(日帰り手術含む) | 45件 |
抜去手術 | 36件 |
脊椎手術(頚椎、腰椎、外傷等) | 38件 |
人工関節手術(膝、股) | 14件 |